フォアハンドストロークは初心者にとって、一番基本になるショットです。なぜなら力を入れやすいし融通がきくからですが逆に言うと正しいフォームじゃなくても打ててしまいます。トッププロの中にもフォアハンドストロークで悩んでいる人がたくさんいます。テニス界には昔から「バックハンドがうまくなれば一流にはなれる。しかし、チャンピョンになるにはフォアハンドがうまくなくてはだめだ。」という言葉があります。このことからも、フォアハンドがいかに重要かということがわかるでしょう。フォアハンドの得意な有名選手にはロジャー・フェデラー選手、左利きの選手だとラファエル・ナダル選手などがいます。まずフォアハンドストロークの練習方法として自分でテニスボールをバウンドさせ、狙ったところへ打てるようになりましょう。正確に打つのはなかなか難しいことですが、これができるようにならないと上達できません。バウンドしたテニスボールを打つときに意識することは身体を横向きに構え、相手に背中を見せるようなつもりで利き手と逆の肩を入れます。テニスボールのバウンドに合わせて身体をひねり戻しテニスボールに対して正確にラケットを出し、テニスボールを打ちます。スイングするときに後ろ足から前足に体重移動させないと威力のある打球になりません。
スイングは大きく、前に押すように振り、打った後は力をいれずに大きく振りぬきましょう。次の練習は相手が打ったテニスボールを打ち返す練習です。テニスボールが相手からとんでくるのを待っているときは軽くひざを曲げ、ラケットは両手で軽く持ち、腕は少し曲げて構えます。この体勢をレディポジションと言います。相手が打つと同時にテニスボールが飛んでくるところへ身体を動かしますがテニスボールがくる前にはすでに打つ準備が整っておかなければなりません。ですので早く打つポイントのところへ行き、打つ準備をしましょう。正確なスイングを行うためには下半身の動きがしっかりしていなければなりません。後ろ足から前足の体重を移動することによって、威力のある打球が打てるのです。また、左手と右手のバランスも大切です。左手だけが下がっているとか右手だけが上がっているということがないようにします。
このような構えがスムーズにできるようになれば、テニスボールをうまく打てるようになります。短時間で覚えようとするのは難しいので練習の積み重ねが大切です。テニスボールと身体の距離は遠すぎても近すぎてもうまくスイングできません。一番力が入りやすい距離を練習でつかみ、その位置にいけるように繰り返し練習しましょう。
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