今回は、30系アルファードのディスプレイオーディオを社外品のナビに交換した話。

アルファード・ヴェルファイアに標準装備されたディスプレイオーディオは基本的に交換できないといわれていますが、配線の変換ユニットやディスプレイオーディオ装着前モデルの純正パーツを取り寄せれば交換できるということで社外品のナビに交換してみました。

これがディスプレイオーディオですが、オーナーさんは最初から交換を前提で最低限の仕様を選ばれてます。

ディスプレイオーディオの交換前に確認しておくこと

ディスプレイオーディオを交換するにあたって最初に確認しておくことがあります。一部の車両の設定がディスプレイオーディオの画面で設定をするため取り外してしまうと後で設定できなくなるのでその確認です。その他にもヘルプネットに関する注意等々もあります。後ほど配線の変換ユニットを紹介しますがそ

メニューから設定・編集

車両⇒車両カスタマイズ

ドアロック、エアコン、ランプ類の設定ができます。

例えばドアロック設定はこんな感じ。

設定しておきたい項目があれば取り外す前にしておきましょう。再設定する場合はディスプレイオーディオに戻さないとダメなので手間とお金がかかるかも・・・

ディスプレイオーディオから交換した社外品ナビと必要な部品

今回、ディスプレイオーディオから社外ナビへの交換の際に使用した部品です。

パイオニア9インチナビの場合

交換したナビはパイオニアのAVIC-CQ912-DCを選択。9インチナビです。

電源線は別途必要なのでRD-Y101DK

オプションでHDMIの入力が欲しいということでHDMIケーブルCD-HM220

ディスプレイオーディオの配線を今までのトヨタの10P、6Pなどに変換するユニットがjifu placeさんのJP-CA106ACS

トヨタディスプレイオーディオ付きアルファード専用ナビ取付け配線キットです。

jifu placeさんの通販サイトで買えますが楽天でも取り寄せて販売してるお店もありました。

アルファード以外は適合してないそうで当然ながら「JBL」仕様もNGだそうです。他にも色々と注意事項があります。

cara1

カメラやT-connect、ヘルプネットなど注意事項があるので購入前に注意事項は確認しておきましょう。

バックカメラは純正装着なのでカメラ変換も使用します。先ほどの変換ユニットでバックカメラは4Pカプラーになるのでトヨタ4Pカプラーの変換ユニットを使います。今回はミスタープラスのCA-10

こちらのデータシステムのRCA-003T部品もOKです。

あとは純正のパーツを準備します。

オーディオレス車の9インチパネル 55405-58310

オーディオブラケット左右 86211-58100、86212-58100

純正ハザードスイッチ 84332-58031

以上の部品を用意しました。

アルパインのナビの場合

ついでにアルパインナビの場合も紹介しておきます。2017年(H29)12月~2019年(R1)12月までのアルファード用の11型ナビEX11NX2-AV-30は取り付け可能らしいです。

ブラケットやパネル等は専用ナビに付属。

ハザードスイッチはサイズが違うため交換しないとダメです。品番は先ほどと同じ。

あと、純正のGPSアンテナや地デジアンテナを流用する場合はjifu placeさんで変換も販売中。楽天では下記店舗で販売されてました。

アルパインの付属品を使用するなら必要ないですね。

バックカメラは純正を利用するなら変換コードが必要です。jifu placeさんではJP-CA87TA

アルパインの場合は、KWX-Y300NRが適合かな・・・

準備する部品としてはアルパインの方が少な目です。ハザードスイッチはどちらの場合でも用意しましょう。

ディスプレイオーディオを社外ナビへの交換方法

必要な部品を揃えたら交換開始。まずはディスプレイオーディオを外します。オーディオ周りの外し方は情報調べればたくさんあると思いますのでざっくりと。

通常のセンタコンソールなのでシフト横パネルとナビ周りのシルバーのパネルを外します。

シフト横のパネルは意外と硬いです。

次にエアコンダクトを外します。

ちょっと硬いですが引っ張って外します。

あとはモニターを固定してるボルトを外します。

4本外したら本体を引っ張って外します。

ディスプレイオーディオ裏の端子はこんな感じです。

オーディオブラケットは穴の数が違うのでマイナー前のブラケットに交換

ハザードスイッチはサイズが違っています。左がディスプレイオーディオ車。右がマイナー前。

9インチのオーディオパネルに交換するのでマイナー前のハザードスイッチが必要になります。

ディスプレイオーディオのコネクター類はこんな感じで今まで以上にたくさんの配線があります。

アンテナ類を通すために助手席のグローブボックスの取り外し。上部にボックスがあるので開口部が狭くなってます。

あと左右のAピラーの取り外し。

地デジアンテナ、GPSアンテナ等は説明書を参考に取り付け。この作業は普通の車と同じです。

ナビ裏の配線に変換のユニットを取り付けます。説明書があるのでコネクターを間違えないように。

これを取り付けたら今までのトヨタのカプラーに変換されます。ステリモ、車速バック、バックカメラも使用可能。

ただ、このユニットが10㎝くらいの幅があるのでオーディオ裏に隠すのが少し大変でした。真後ろに固定したらナビの奥行がかなりきつくなりそうだし、左右にも逃がせない・・・

で、上部の隙間へ固定することに・・・

ダッシュボード上部の手前側に少しひっかけて奥は配線の束を利用して落ちないように・・・。念のためボックスにクッションテープを貼り付けて音鳴り防止

ユニットを固定できたら電源線などを接続してナビ本体を取り付けます。オーディオブラケットは以下のネジ穴を使用。7インチで使用する穴よりも上の穴です。

ナビを取り付けたらこんな感じです。ハザードスイッチを接続してパネルを戻していきます。

完成。

全ての動作確認をして交換作業終了。

ヘルプネットのボタンが赤く点滅

今回の車両にも付いてましたがヘルプネットのSOSボタンが赤く点滅しました。通常は緑点灯らしいです。

緑ランプのみ点灯の場合にヘルプネットが利用いただける状態。

ディスプレイオーディオを交換したらしばらく緑点滅してから赤点滅に変わりました。

jifu placeさんのサイトでも注意項目で

純正のsos(ヘルプネット)ボタンが赤く点滅する場合がありますが故障ではありません。点滅も消せません。

ディスプレイオーディオ画面内のボタンを押して専用オペレーターと通話するヘルプネットが使用出来なくなりますのでご注意ください。

と記載されています。

赤点滅した場合は、T-connectのヘルプサイトの情報では

<赤ランプのみ点滅>
緊急通報に失敗した場合や、自動保守点検に何度も失敗した場合、または手動保守点検に失敗した場合の状態です。
再度保守点検をお試しください。

ということらしいです。保守点検の方法は説明書にも記載されていました。

実際に保守点検をやろうと思いましたが、操作ミスをしてしまい実際にヘルプネットへ繋がって男性オペレーターから「事故ですか?急病ですか?」みたいに繋がってしましました・・・

「テストしてました」と話すとこれで通話切りますねと切断していただきました。

赤点滅はそのままでしたが、ヘルプネットの動作は確認できました。

アルファードのディスプレイオーディオの社外ナビへ交換はオートバックスで可能?

ディスプレイオーディオを社外品のナビに交換したい人が手軽に行けるお店がオートバックスですね。

今回のようにアルファードのディスプレイオーディオをオートバックスで交換してもらえるのか?って事ですが、部品の取り寄せ等ができれば作業は基本的に可能だと思います。ただし車両側の注意点も了承したうえでの作業。

あとはお店の技量によっては断られる可能性もあるかもしれません。スーパーオートバックスや電装業者に依頼してる店舗などでは対応してもらえる可能性は高いかもしれません。

一度お店に相談してみることですね。

まとめ

アルファードのディスプレイオーディオを社外品ナビに交換する方法を紹介しました。マイナー前の部品や配線の変換パーツを使用すれば取り付けは可能です。

配線の変換ユニットはアルファード専用と記載されていましたが多分ヴェルファイアでも大丈夫でしょう。

ヘルプネットのランプが赤点滅のままになるなど車両側で注意しないといけないことがあるので事前に注意事項は確認しておきましょう。




最後まで読んでいただきありがとうございます。

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