今回は、レガシィB4のナビ取り付けの話。
BN9型のレガシィB4ですが、純正でフロント・サイド・リアカメラが装着されたオーディオレス車にナビ取り付けの依頼がありました。8インチナビ装着&フロント・サイド・リアカメラを使用したいということで色々調べて取り付けを行ったので紹介します。
純正フロント・サイド・リアカメラは使えるのか?
BN9型のレガシィB4には3か所にカメラが付いてるモデルがあるみたいですね。
・アイサイトセイフティプラス
[スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)/アダプティブドライビングビーム/フロント&サイドビューモニター]
・リヤビューカメラ
ただ、調べてみるとフロント・サイド・リアカメラが使用できるのはオプションの一部のナビのみとか・・・
DIATONEサウンドビルトインナビ
※フロント/サイドビューモニター、リヤビューカメラ/警告表示(リヤコーナー&バックセンサー)の表示には、このナビが必要です。
このナビが嫌でオーディオレスを購入したそうですが、できればカメラは使いたいということでした。
センターコンソールにもビュー切替ボタンがあるので何とかしたいな~
で、配線図等を調べた結果3つのカメラを使用できそうだったので作業を開始しました。
結論を言えば、配線の加工をしてRCAの端子を作れば無事に3つのカメラは使用できました。
レガシィB4に8型ナビ取り付け&カメラ配線加工方法
カメラの配線加工をするにもオーディオ裏のコネクターを加工するのでまずはナビ周りを外します。ディオレス車ですがナビ付も同じです。
レガシィB4のオーディオの外し方
どっちからでもいですがオーディオ部分の上下にある、エアコン吹き出しパネル、エアコン操作パネルを外します。
吹き出し口のパネルは差し込んであるだけなので引っ張って外します。
ツメはこんなの
ネジ2本あるので取り外します。
次にエアコン操作パネル。一番下のシルバーの小さなパネルを外します。
スイッチの下の黒い部分も一体です。ただ、これが非常に固いです。隙間もほとんどないし無理にコジたら割れてしまいそうなくらい・・・
薄いヘラなど入れないと棒のヘラだと厳しいかもしれません。割らないように慎重に外します。
クリップはこんな感じのが付いてます。マジで固いです!!
パネル外したらネジ2本外してエアコンパネルを取り外し。
エアコン操作パネルはずしたらオーディオブラケット固定してるネジを外します。
オーディオブラケットを外します。奥にある配線からカメラのコネクターを探します。
カメラ配線の加工方法
カメラの配線ですが、3つのカメラは別のユニットに入力されナビ裏には2本の配線があるだけでした。
フロント・サイド・リアカメラの電源やカメラユニットの電源なども別で供給されてたので映像の信号を取り出せばいいだけのようです。
この形の8ピンコネクターにカメラの信号があるようです。
裏からみるとこれ。4本配線がありましたが、2本が映像のプラスとマイナスになってました。
もしかしたら純正カメラ変換ケーブルがあるかも・・・と思ったけど加工したほうが早そうだったのでまずは加工してみました。社外品のナビはカメラはRCA接続なのでRCAに変換するように加工するだけです。
使ってなかったRCAケーブル(オス端子)を切断しプラス・マイナスに接続するだけ。コネクターの端子にうまく突き刺しても良いのかな・・・接触不良あると嫌なのでスプライスで繋ぎましたが・・・
これでエンジンをかければカメラの映像が映るはず・・・で、ナビを取り付けて映らなかったらショックなので一旦別のモニターに接続してみました。
ビューボタンを押すと無事に映像が映りました。カメラの流用ができたのでナビの取り付けを行います。
取り付けをした8型ナビとブラケット加工方法
レガシィB4に取り付けをした8型のナビはパイオニアのAVIC-CL910
カロッツェリア(パイオニア) サイバーナビ AVIC-CL910 8型 カーナビ フルセグ 地図更新最大3年分付 AVIC-CL910
取り付けキットはNKK-F33Pを使用
ナビゲーションの取り付けは8型でも特に変わりはありません。Aピラーやグローブボックス、運転席側パネルなどを外して、テレビアンテナ、GPSアンテナなどを設置。アイサイトついてるのでアンテナは左右に回した方が安全。
電源ハーネスを組付けてナビ本体を設置すれば完了。のはずでしたが・・・トラブル発生
ナビのブラケットが2点でしか固定できない・・・3点で固定したいけど仕方ないかととりあえず車両に設置
固定してみたところ、周りのパネルと画面の位置がイマイチなんですね。
下の隙間が少し広いのと、本体がパネルよりも奥になってしまいました。約5㎜くらい下げて前に出せばいい感じで取り付けできそうです。
で、ブラケットの加工
なんとなく5㎜くらいずらした位置に穴を開けました。3点で固定してます。
もうちょっと前に出しても良さそうでしたがまあまあ良い感じなのでこれで良しと・・・
カメラの映像も無事に映りました。
ちなみに、オプションナビで表示される「警告表示(リヤコーナー&バックセンサー)の表示)や「後退時ブレーキアシスト」とかは表示されてないみたい。ガイドラインは表示されてます。
動作確認して問題なければ取り外した部品を元に戻して作業終了。
まとめ
今回は、レガシィB4(BN9)の3つのカメラを流用した社外品ナビの取付けを紹介しました。カメラの流用は意外と簡単にできました。調べるのに時間かかりましたが・・・
社外品の8型ナビの場合、ブラケットの加工が必要になるかもしれません。パイオニア以外はどうかわからないですが頭に入れておいてもいいかも。
あと、オプションナビ(DIATONEサウンドなど)装着車から社外品のナビに交換の場合もそのうち出てきそうですね。純正のオーディレスパネルを用意したら交換はできるかもしれません・・・
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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